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【SDGs編】「南房総だから気づく」3つのアクティビティ

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持続可能な社会を目指すSDGsが注目されていますが、実感をもって考えることは意外に難しいものです。

千葉・南房総には昔ながらの環境を残す海や里山が少なくありませんが、気候変動や少子高齢化による担い手不足などにより、環境を守り維持することが難しくなり地域課題となっています。しかしながら、地域課題解決を目指し、SDGsに関連する持続可能な循環型の取り組みを行っている団体も存在します。

ワーケーションを通して、豊かな自然を感じつつそれに付随する地域課題を感じたり、循環型の取り組みを学んだりできれば、よりSDGsが身近になるのではないでしょうか。

今回はSDGsを知ることのできるアクティビティを3つ紹介します。

SDGs15「陸の豊かさも守ろう」を知る『里山ウォーク』

SDGs15に掲げられた「陸の豊かさも守ろう」の日本ならではのフィールドと言えば、里山です。里山とは、ただの自然環境ではなく、昔から近隣住民の手で管理されてきた自然環境。そこには、生物の多様性を守る昔ながらの知恵があり、循環型の仕組みがあります。

「里山ウォーク」のアクティビティでは、日本全国で生き物調査をしている“里山生態師”とともに里山を歩き、里山の豊かさと工夫を学びます。さらに、動物園では見ることのできない、天然の珍しい生き物にであえるかもしれません。里山のきれいな空気で癒されつつ、SDGsについても深められるアクティビティです。

~アクティビティ主催者の沖さんからメッセージ~
南房総の里山は自然豊かです。気候も温暖なので常緑樹の緑色が一年中目立ちますが、そこに生息する生き物は四季折々の移り変わりを見せます。

ただ歩くだけではなく、生き物の気配を感じながらちょっと楽しい解説を聞いて歩いてみませんか。

SDGs14「海の豊かさを守ろう」を知る『無人島ツアー』

館山市の人気観光スポットでもある、歩いて行ける無人島・沖ノ島。サンゴも生息するほど美しい海に囲まれた沖ノ島を専門ガイドとともに巡るのが「無人島ツアー」です。

このアクティビティでは、貝殻やシーグラスを拾うビーチコーミングをしたり、無人島の自然を感じたりしながら一周します。沖ノ島環境保全プロジェクトを進めるNPO法人 たてやま・海辺の鑑定団の地元ガイドから、自然保護や海の資源についても学ぶことができますよ。さらに、秘密の洞窟探検や沖ノ島に伝わる不思議な話など、童心に帰るようなワクワクするお楽しみも。

実際に歩き、体験しながら、海の豊かさを知り、その大切さを感じる時間になるでしょう。大人にも子どもにもおすすめのアクティビティです。

~アクティビティ主催者の竹内さんからメッセージ~
海辺は、楽しい!たくさんの発見がある!
海辺は、たくさんのことが学べる!
昔のこと、今のこと、さらに未来のこと。もっと言えば未来の地球のこと。
身近な自然の営みから地球環境の未来まで、楽しみながら知ることができます。

SDGs12「つくる責任つかう責任」を知る『ジビエバーベキュー』

南房総では、野生の鳥獣を使ったジビエ料理は、地域課題とSDGsへのアプローチとしても注目されています。

農地や里山を荒らす有害鳥獣の被害は深刻化しつつあり、その有害鳥獣を捕らえることは地域課題への取り組みとなります。さらに、約9割が破棄されると言われている捕獲された有害鳥獣を積極的に食用にすることで、フードロスへの取り組みとなり、循環型社会への足がかりとなるのです。

そんなジビエ料理を楽しめるアクティビティが「ジビエバーベキュー」。ジビエ普及活動に取り組むハンターでもある南房総バーベキュー協会会長から、ジビエの可能性について話を聞きながら、ジビエを堪能できますよ。

おいしく楽しく、地域課題やSDGsについて考えられるアクティビティです。

~アクティビティ主催者の沖さんからメッセージ~
南房総の里山はドングリがたくさんなるマテバシイや、美味しいタケノコがなるモウソウチクなど、イノシシの大好物がたくさんあります。それぞれの旬の時期にそれらの餌をたくさん食べたイノシシは脂を蓄えて太った個体になります。野山を動き回って肉質が締まった赤身にたっぷり脂が乗ったイノシシ肉は野生の旨味が溢れます。そんな旬を感じるには冬が一番ですが、季節によって変わる味を楽しむのも通です。

以上、3つの「南房総だから気づく」アクティビティでした。

知識を得るだけではなく、自然と触れ合って自然を感じながら、SDGsで目指す循環型社会を学ぶ機会を、南房総ワーケーションでは提供しています。都心から近い場所で、SDGsの必要性を感じ、日々の生活や仕事上の意識向上に役立ててください。

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