インスタグラマーと行く!「南房総ワーケーション」ダイジェスト弾丸ツアー【前編】
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ワーケーションは、「仕事の中に遊びがあって、遊びの中に仕事がある」場所がベスト。南房総ワーケーションはその条件を満たしつつ、都心から約90分と立地にも恵まれています。
今回は、アクティビティのモニターと通常とは違った層へのアプローチを兼ねて、写真共有SNSであるInstagramで活動し、フォロワーの多いインスタグラマーたちと「南房総ワーケーション ダイジェストツアー」を開催。その様子をレポートします。
自然と触れ合うアクティビティでリフレッシュ
ツアー当日の集合場所は、道の駅・富楽里(ふらり)とみやま。東京から高速バスを使って約90分で到着。そこから、二手に分かれ、午前中のアクティビティへ向かいます。
チェーンソーで森の整備体験、本格ソロキャンプ入門ダイジェスト
ひとつのグループは、富浦エリアにある国定公園大房岬(たいぶさみさき)自然公園へ。ここでのアクティビティは、「本格ソロキャンプ入門」と「チェーンソーで森の整備体験」。今回はダイジェストということで、火おこしとチェーンソー体験をおこないます。ガイドをしてくれたのは、大房岬自然の家の神保清司さん。山のアウトドアのプロフェッショナルです。
アウトドアでの火おこしというと新聞紙や着火剤、ライターを使って起こすイメージがありますが、今回は自然素材を使った火おこしに挑戦。こすって火花を出すファイヤースターターと麻ひも、薪や周囲に落ちている小枝などを使って火をおこし、たき火にします。
アウトドアの必需品・ナイフを使って木を削って燃えやすい材料を作ったり、ナタを使って大きな薪を細く割ったり……日常でほとんどすることのない作業ですが、コツをつかむとドンドンやってみたくなるのがアウトドアの不思議なところ。メンバーもスマホで写真や動画を撮りながら、楽しそうに作業し、たき火を完成させました!
チェーンソー体験は丸太を実際のチェーンソーで切るのですが、大きな丸太も楽々切れるハイパワーで、少し緊張していたメンバーもスイスイと切り進めていました。
自然の中でのアクティビティを楽しんだメンバーは「木を使ったアクティビティをして、木を使う生活を身近に感じた」「森の中は空気が澄んでいて、木の香りにも癒された」と話してくれました。
里山保存食づくりワークショップ
もうひとつのグループが向かったのは、ワーケーション時に宿泊やワークスペースとしても使えるヤマナハウスと呼ばれる築300年の古民家。南房総らしい低い山や田んぼに囲まれた里山エリアです。体験するのは「里山保存食づくりワークショップ」。地元で活躍する料理家・木村優美子さんと一緒に、里山の素材を活かした保存食を手作りします。
まずは、周辺の里山をゆっくり散策。道端や山に生えている野草を摘みながら、野草をはじめとした里山の恵みについて話を聞きます。キッチンに戻って、木村さんお手製の里山保存食を試食。梅干しなど定番の保存食もあれば、タバスコやトウバンジャンなど意外な保存調味料も手作りできるのだそう。
今回、メンバーが作るのは「ハーブオイル」と「ヨモギジェノベーゼ」。洋風のイメージがある調味料を摘みたての里山素材で作っていきます。
ハーブオイルに材料はハーブと好みのオイル。レモングラスやミントと、シソやスギナなど和のハーブも加え、漬けてから1ヵ月程度で使い始めることができます。
ジェノベーゼは通常バジルの葉を使いますが、里山保存食ではヨモギを使います。春のイメージが強いヨモギですが一年中摘むことができ、季節で味わいが違うそうです。他の材料はジェノベーゼと変わらず、ナッツ(今回はカシューナッツ)・ニンニク・塩・オイル。ヨモギを茹でて水気を良く取り、フードプロセッサーで混ぜます。野草は酸化しにくく色が悪くならないので、ヨモギジェノベーゼは鮮やかな緑色に仕上がりました。
茹でたジャガイモにヨモギジェノベーゼをかけ、ピンクがかわいらしい野草タデやヨメナを飾り、柿の葉などと一緒にお皿に盛りつけて完成。
自然の恵みを感じるワークショップに参加したメンバーは「自分も畑をやっているのですが、春に苦い野草が多いのは体に必要なものを自然が教えてくれるから、というお話が印象的でした」「調味料を自宅で使ってみるのが楽しみです」といった声が聞かれました。
ランチは、ヤマナハウスからほど近い「百姓屋敷じろえむ」へ。百姓屋敷の名の通り、江戸時代から続く茅葺屋根を持つ農家のお屋敷で、その時期に採れた素材を丁寧に調理した昔ながらの料理を頂きました。体に優しく素朴ながらも味わいの深い料理の数々におかわりをするメンバーたち。「親戚の家に来たような感じでくつろげた」「お腹がいっぱいでも重たく感じないのがすごい」と笑顔で食べ進めていました。
午後の様子は後半の記事に続きます。